(昭和52年) |
これは、米国の科学者ポーリング博士の理論です。博士は、ノーベル賞を二度も受賞した事で有名ですが、これは戦前ではキューリー博士、戦後はポーリング博士のみの快挙です。 日本に於ける、ビタミンC臨床医療の先駆者である森重医博等の招請で来日された博士は、東京大学と福岡大学で講演され、『ビタミンCこそ、ウイルス病に抵抗する特効薬である。』と断言されました。 ビタミンCを体内に保有していれば、癌ウイルスは全く活躍できない、と言う内容でした。日本でも癌は増加するばかりですし、ワクチン療法も有名ですが、癌になってしまってからは完全に治せるものではなく、ポーリング博士の『完全予防法』こそ、注目すべきではありますまいか。 私は長い間、『緑黄野菜(有色野菜とも言う)を好んで食べている人は、癌にならないようです』と言い続け、そのためにも《梅雲丹》をと訴えて来たのですが、緑黄野菜とは、ビタミンが多い野菜の事を言います。 ポーリング博士が日本に来て、一番驚いたのは鳥取大学の研究発表だったとか。簡単に纏めると『野菜好きの人は、ビタミンCを良く吸収するが、野菜嫌いの人は、折角レモン等を食べても、ビタミンCの殆どを吸収せずに排泄してしまう。』と言うのです。(※この発表を聞いた後、私も薬科大学の学生に協力させて追試しましたが、事実でした。前述。) インフルエンザ(流行性感冒)と言うのもウイルス病ですが、レモンをおやつがわりに食べる「梅雲丹坊や(前述)」が、流行風邪にも罹らない訳は、ビタミンCを沢山保有しているからと思います。 ビタミンCや、梅核のビタミンB17やインターフェロン等が、癌撲滅に活躍するようになる日も、間もないのではないでしょうか。 |