これらは細菌性の皮膚病で、衣類や靴や、直接の接触などで伝染します。これらは、細菌を絶滅すれば治りますから、馬油でなくても治り易いのですが、水虫だけは、なかなか頑強で治りにくいです。馬油を使っても、大体三日〜七日くらいかかるものが多く、特に悪質なものは、完治困難なものもあります。馬油は、皮下組織の深さ一耗位まで浸透して、完全に細菌類を捕捉しますが、水虫(白蘚菌)は往々にして一耗以上の深度まで入りこんでいることがあるからです。又、手足の爪に入りこんで、爪が白くふくれ上る水虫もあります。このような水虫は、さすがの馬油も全く手こずりますが、とに角根気強く塗布を続けるしか他に方法はありません。白蘚菌でなく、カンジタ菌などの嫌気性細菌が爪に入って、水虫と似た症状を出すこともあり、深度深く入りこむ細菌性皮膚病は、外科的治療を専門医にお願いするしか無いものもあります。
※お風呂に入る30分前ぐらいから、洗面器にお酢(安い物でよい)を入れて、その中に患部を浸しておきます。30分経ったらお風呂できれいに洗い、馬油をたっぷり塗って、布団に付かないように綿の靴下を履いてお寝みください。