美顔用として馬油を使うのには、女性は特別熱心ですが、顔の皮膚は非常に敏感で個人差も激しいので、使用者がそれぞれ自分にあう使い方を研究すべきです。ここでは、一般的な使い方を述べます。
顔には
薄く塗ってすりこむのが無難ですが、たっぷり塗ると変化(効果?)が早く出ます。先ず、血行促進効果により新陳代謝が激しくなり、皮膚の剥げ変りが早くなります。つまり、お顔にたっぷり馬油を塗ると、顔がガサガサになってフケ状に剥げ出したり、ゴワゴワに突っぱたり、ブツブツが出来たりしますが、これは表皮が剥げる前の兆候ですから、心配無用です。慌てずに、入浴して石鹸をつけたタオルで体を洗うくらいの強さで顔を洗うと、垢に似た感触で一皮剥げてしまいます。一皮剥げた新しい皮膚は、少しヒリヒリしますから、湯上りに直ぐ馬油を薄くすりこむと、ヒリヒリは収まります。化粧品には殆ど薬物を配合されています。馬油を塗る前に化粧品などを使うと、その薬物を馬油が一緒に皮下組織まで滲みこませるので、皮膚の敏感な人は炎症を起します。また、朝出勤前に馬油を塗って出て、『貴女、お酒のんできたの?』と疑われた人がありました。血行がよくなるので、顔がポッと赤くなる人もありましたので、ご愛用は夜が無難です。