風邪とは、鼻の奥、咽喉の奥の粘膜が、爛れ炎症を起している病気で、そこから細菌が入りこむと発熱して悪化します。季節の変り目などの、気温や湿度の変化が大きい時に、体の弱った人が冷い空気などで粘膜に“ひび割れ”を起して始まるのが、風邪の引き始めです。 人間の皮膚や粘膜は、炎症を起すと、その部分に液体を分泌して守ろうとします。怪我の場合は《血漿》であり、風邪の時は《鼻水》がそれです。この風邪の引き始めに発熱しないうちに、床に入って仰向けになり、鼻の穴から馬油を注入します。クリーム状の馬油でしたら、綿棒などで両方の鼻の穴に、たっぷり詰めて下さい。体温で馬油は溶け、軽く吸うと鼻の奥に入り、そのまま咽喉へ流れ落ち、胃の中へ納まってしまいます。馬油は食べてもバター以上の栄養食品で、害などはありません。馬油が鼻から咽喉を通って胃へ納まるまでに、風邪でただれた粘膜部分全体に"まぶり附きます"から、手では塗れない所に塗布できた訳で、忽ち効力を発揮します。そのまま就寝して下さい。 |
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